
検証用のため、GNSS受信機Vnet6plusと3Dチョークリングアンテナを設置いたしました。 設置状況の詳細と検証結果について報告します。
構成

受信機からのデータはLAN経由で入出力します。今回の受信機設置場所は事務所から離れた場所ではありませんので、受信機とPCは同一LAN内に 設置できました。ルーターを介してインターネットへ接続されます。
*上記構成は、あくまでも一例です。
データの流れ

衛星の受信状況・インターフェイス・ネットワークの設定等は、ブラウザーを使って設定できます。画面は、ネットワークストリームの設定です。 当社設置のVnet6plusには合計3本のストリームを設定しました。
ストリーム1 ZnetBaseソフトウェアへデータ送信

Vnet6plus側をTCP/IPクライアントとして動作させ、Hi-Target社オリジナルフォーマットのデータをサーバー側(PC上で稼働しているZnetBase) へ送信します。ZnetBaseはN-trip casterとして、移動局へ補正情報を配信します。
PC上で稼働しているソフトウェア・ZnetBaseは、複数の基準局・マウントポイント・ユーザーを統合的に管理するソフトウェアです。 最大100ユーザーがN-trip clientとして接続することができます。(下図はZnetBaseの画面キャプチャです)

ストリーム2 Vnet6plusをN-trip casterとして動作させる

Vnet6plusをN-trip casterとして動作させることもできます。移動局(N-trip client)は、Vnet6plusに直接アクセスして、 補正情報の配信をうけます。
評価目的で接続したい場合、当社までお問合せ下さい。
ストリーム3 Ntrip casterへデータ送信

Vnet6plus側をNtrip serverとして動作させ、RTCMメッセージをNtrip caster(CQ出版社が運用しているNtrip caster) へ送信します。
移動局は、Ntrip casterへ接続することで補正情報の配信を受けることができます。
当社検証用基準点の補正情報を、受け取ることができます。ログイン情報は以下の通りです。
| IP | 160.16.134.72 |
| マウントポイント | NGT_NGOK |
| ポート番号 | 2101 |
| ユーザー名 | 無し |
| パスワード | 無し |
| RTCM3.2(GPS+GLO+QZS+BDS+GAL)にて配信 | |
上記情報は、善意の基準局 リストに登録してあります。
基準点座標を求める

当社社屋に3Dチョークリングアンテナを設置し、24時間スタティック観測を行いました。
周辺の電子基準点・三か所のデータを用いて、【電子基準点のみを既知点とする基準点測量マニュアル】に基づいて 基線解析~網平均計算を行った結果、以下の座標値を得ました。
2021年3月31日改測
| 元期座標 | 緯度 | 37°25′06.0054″ |
|---|---|---|
| 経度 | 138°49′54.0655″ | |
| 標高 | 33.904 m | |
| 楕円体高 | 73.587 m |
観測~基線解析~点検~網平均の手順については、こちらのページで説明しています。
精度検証については、こちらのページで説明しています。