Hi-survey UTM座標系


Hi-surveyには、各国で使用している平面座標系があらかじめ定義されています。日本国内で使用する座標系も定義済みですので、通常は定義済みの座標系を呼び出すことで、設定は完了です。

それ以外の座標系をユーザーが独自に設定することができます。

今回は、UTM座標系の設定について説明します。

設定

UTMゾーン

Universal Transverse Mercator zoning around Japan 著作者:Jugger90 パブリック・ドメイン
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:%E6%A8%AA%E3%83%A1%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%88%E3%83%AB.png?uselang=ja#%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%82%B9

新潟県の場合、

ゾーン:54
原点: 東経141度、北緯0度
縮尺係数:0.0996

北半球なので、北方向に0km、東方向には500km足します(座標値を負数にしないため)したがって、RTKコントロールソフト(Hi-survey)の設定は以下の通りです。

(ローカル座標の楕円体は、GRS1980としました)

UTM座標系設定

観測

この設定で、観測した結果が以下の通りです。

UTM観測結果

UTM変換サイト(http://asp.ncm-git.co.jp/QuickConvert/BL2UTM.aspx) で変換した結果と比較すると、正しく変換されている様です。

UTM変換サイトでの結果

X 308133.189   Y 4143487.02

Hi-survey 結果

E 308133.1893  N 4143487.0206 

測地系設定

GPS座標とローカル座標で使用している測地系が異なる場合は、測地系間のパラメータを設定することもできます。


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